ジーンズの丈つめ

今日は、ジーンズの丈つめです。

こんな感じのカーゴっぽい腿にポケットの付いた、ストレッチのきいたウォッシュジーンズです。

丈は股下80センチにします。
股下の始まりはここからです。

裾はここです。

80センチのところにチャコで印をつけます。

裾の上げ幅を測ります。これで見ると、1.5センチです。
なので、同じ上げ幅で裾上げをする場合に、縫い代が3センチ必要なので（ジーンズの裾上げの場合は3つ折りがほとんどなので、1.5センチ+1.5センチ＝3センチ

糸切りばさみでパチリ。

何か所かパチリ、パチリ、パチリ（3センチ間隔くらいで）

裏側から、目打ちで表側の糸を切った部分の糸を引っ張り、切ります。

表側は、簡単に糸が切れます。

で、こんな感じです。

残った糸は、ガムテープで取ります。ここでちゃんと糸を取らないと、仕上がりの時に苦労します。（うっかり要らない糸を一緒に縫ってしまうと、取るのが大変なんです）

全部解いて、広げたところ。裾の部分の折り目から、布端まで、ぴっちり3センチなのが確認出来ました。

最初に付けた印から、3センチのところにまた印を付けます。

二回目に付けた印の上を切ります。
今回は、ウォッシュ加工されたジーンズで、裾上げしてあった部分の色が落ち線が残っているので、全部に印を付けずに切ってますが、不安な方は印を付けて下さい。

切り終わったところです。

裏に返して、縫い代を少し切ります。
工業用のミシンや、厚いものがガンガン縫えるミシンならそのままでも良いのですが、家庭用のミシンで縫うならカットは必須です。

反対側の縫い代も、ステッチを一本、1センチくらい解いで、縫い代をカットします。

こんな感じです。

縫う糸を決めます。

折ります。一回目。

折ります。二回目。物差しで測って、上げ幅を確認します。

縫います。針をデニム用の太い針に変えて下さい。縫い目も少し荒目で縫うと、カッコいいです。
縫い代部分の分厚いところは、自動で縫わないで、手で針を送ってゆっくり進みます。
始まりと終わりの縫い目を、3センチくらい重ねれば、返し縫いはしなくても大丈夫です。

出来上がり！
上げ幅の確認です。裏側から。

表側の上げ幅の確認です。きっちり1.5センチです。

最後に股下。80センチになってます。

完成です。
ジーンズの裾上げの注意点は、

①縫い代をカットする。

②厚い部分を縫う時は、手動で。

③縫い目は少し荒目の方が、カッコいいです。

ではでは、頑張って下さい。