どんな針を使ってますか?
今日は、針についてです。
お直しをするには、何種類かの針を使います。
まず、
『マチ針(ピン)』
何種類かあります。
先が丸いタイプ。
色々な色があって、宝石みたいできれいですが、ちゃんとしたものはガラスで出来ているので
アイロンが当たっても溶けませんが、プラスチックのものは溶けちゃいます。
ちょっと玉の小さいタイプ。
赤と白があって、細くて良く刺さります。洋裁学校で初めて使ったのがこれでした。
これは、和裁用です。
小学校の裁縫道具にはこれが入っていたように思います。一つ一つに名前が書けるのが良いですね。
洋裁用と違って、針の長さが長めです。
比べるとこんな感じ。
かなり違います。
そして、これは、買ったワイシャツに付いてたりします。
ステンレスピンです。
布を切らず、スタンにドレスの様にディスプレーする『ピンワーク』の時に
外側から見えないように使います。
お直しには、数が必要なので、お客様が新品のシャツを持って来られて、
針は要らないと言われた場合に取っておいて使います。
シャツは男性なので、ほとんどの方は要らないとおっしゃるので、かなりな数があります。
マチ針は、気を付けて縫っていても、ミシンで縫う時一緒に縫ってしまって、
曲がったり、折れたり、どんどん無くなってしまいます。
仕事が沢山ある時は、どこをどのように直すか、マチ針で止めるので、
針刺しにマチ針が無いなんてこともあります。
次に『縫い針』
急いで縫うことが多いので、針穴は大きいほうが直ぐに糸が通るのでイライラしないで済みます。
短い針のほうが、コントロールしやすいですが、長い針は縫い進めるのが早くなります。
薄い布には細い針で縫ったほうがキレイに仕上がります。
お直しで手縫いするのは、ほとんどがまつり縫いです。
最後に『ミシン針』
ミシンにも種類があって、工業用、家庭用、ロックの三種類がうちにはあります。
工業用は軸の上のほうが丸くて、家庭用は半分が平べったくなっています。
ロックミシンは、針が短めで、うちのミシンは針が2本付いてます。
厚い布には太い針です。Gパンの丈つめ(¥1000)は良くありますので、デニム用の太っい針もあります。
薄い布には細い針です。繊細なドレスなどを直す場合、
少しでも針先に傷があったりするとつれてしまって、
大変なことになるので、その場合は新しい針を使います。
他にも色々針はありますが、お直しに関係するものだけ書いてみました。